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macOSにゼロデイ攻撃しかけるマルウェア見つかる

macOSにおいて未修正の脆弱性を悪用するマルウェア「Linker」が報告された。

「macOS」において、ユーザーの許可を経てソフトウェアの起動を許可する「Gatekeeper」がパイパスされる未修正の脆弱性が判明しており、同脆弱性を悪用するマルウェアが確認されたもの。

問題の脆弱性は、ネットワーク共有上のアプリケーションが「Gatekeeper」をバイパスできるもの。zipアーカイブにシンボリックリンクを使用してオートマウント機能によりネットワーク共有をマウントさせることで、攻撃者は外部ネットワーク上へ保存されたアプリケーションを警告なしに起動させることが可能になる。

セキュリティ研究者は、2月22日にAppleへ同脆弱性を報告したものの、修正は行われず、90日が経過したとして研究者が5月24日に公表。最新版である「macOS 10.14.5」も影響を受ける。

(Security NEXT - 2019/06/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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