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macOSにゼロデイ攻撃しかけるマルウェア見つかる

今回、同脆弱性を悪用するマルウェア「Linker」を確認したIntegoによれば、攻撃者はzipファイルではなく、複数種類のディスクイメージを使用。テストを行っているようだと分析。

6月6日にVirusTotalへ匿名でアップロードされた4件のサンプルについて確認したところ、いずれも外部のネットワーク共有へアクセスするように作成されていたという。

アップロードされたサンプルの送信元は一部異なるものの、連続してアップロードされており、同じ人物よりアップロードされた可能性がある。

さらにファイルのひとつは、アドウェア「Surfbuyer」の開発者と同じApple Developer IDで署名されていた。ディスクイメージは「Adobe Flash Player」のインストーラを偽装しており、同アドウェアの拡散に用いられた手口と同じだった。

参照するサーバ内からアプリケーションは見つかっておらず、実際に攻撃に利用されたのかは明らかとなっていないが、見つかった一部のファイルから、マルウェアの検出テストなどを行っていた可能性があると同社では見ている。

(Security NEXT - 2019/06/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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