Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IoTセキュリティ対策の進捗状況と今後の課題を取りまとめ - 総務省

「IoTセキュリティ総合対策」では、半年に1度をめどに検証し、進捗状況を取りまとめることとなっており、前回2018年7月のプログレスレポートに続き、進捗状況と今後の取り組みについてまとめた。

具体的には、脆弱性対策として開発や設計段階からセキュリティに配慮した「セキュリティバイデザイン」の啓発や支援策の実施などを挙げており、2020年4月の「改正端末設備等規則」の施行に向けて機器メーカーと連携を図る。定期的に認証を実施し、認証マークが付与されたIoT機器の使用を推奨することについても検討していく。

セキュリティ対策の推進では、レベルが高いセキュリティ対策に対して「IoT税制(コネクテッド・インダストリーズ税制)」の関係法令が2018年6月に施行。2020年度末に適用期限を迎えることから、活用状況を調査するほか、引き続きセキュリティ対策の投資拡大の支援に向けた政策を検討する。

またセキュリティ対策に関する情報開示の推進や、サイバー攻撃に関する情報を共有する基盤の整備、公衆無線LANにおけるセキュリティの確保などに向けた施策を展開していく。

20190603_so_001.jpg
IoTセキュリティ総合対策プログレスレポート2019の目次(一部)

(Security NEXT - 2019/06/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

IoT製品のセキュ評価制度「JC-STAR」 - 4レベルで認証、取消もあり
「情報セキュリティ白書2024」が発売 - PDF版も提供開始
総務省、「スマートシティセキュリティガイドライン第3.0版」を策定
国内で「Mirai」とは異なるボットネットの動きが加速
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
工場スマート化のリスクや対策を解説したガイドライン別冊資料
JSSEC、3月に「セキュリティフォーラム2024」開催 - 「生成AI」などテーマに
「メタバースセキュリティガイドライン」の第2版が公開
11月15日より「EdgeTech+ 2023」を開催 - セキュリティ関連の出展も
狭き門を突破した講演並ぶ「CODE BLUE」が開催中