Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

無線化が進む製造現場向けのセキュリティ導入ガイド - NICT

情報通信研究機構(NICT)は、無線通信システムの導入が進む製造現場向けのセキュリティ導入ガイドを発行した。4月1日よりダウンロードできる。

同ガイドは、無線通信が導入されている製造現場で働く人が、現場で注意すべきセキュリティの課題と対策についてまとめたもの。無線通信技術の基礎評価と検証を行うための共同実験プロジェクト「Flexible Factory Project」の参加企業7社が作成した。

IoTセキュリティに関連して参考にすべきフレームワークを紹介したほか、工場をモデルケースとして、自動車組立工場のセキュリティリスクや守るべき資産、推定される脅威を説明した。

また、セキュリティ技術に詳しくなくても、気を付けるべきポイントについて理解しやすくするため、おもなセキュリティ対策を「暗号化」「認証」「ソフトウェア導入」「ログ収集、異常検知」「見える化」に分類。各カテゴリで満たすべき機能を記載している。

20190327_ni_001.jpg
現場レベルで導入できるおもなセキュリティ対策を5種類のカテゴリにまとめた(表:NICT)

(Security NEXT - 2019/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

JPCERT/CCが感謝状 - 脆弱性悪用対応の「重要な模範事例」
問合フォームの入力情報が外部流出の可能性 - オリジン東秀
サイバー攻撃で情報流出の可能性、サーバは復旧済み - フジ日本精糖子会社
子会社にサイバー攻撃、製品供給に影響なし - J-MAX
ニデック子会社へのランサム攻撃、グループ会社にも影響広がる
KADOKAWA、復旧状況などを公表 - 経理機能は7月初旬
医療ユニフォームメーカーの通販サイトに不正アクセス - 個人情報が流出
DC内仮想マシンがランサム被害、サーバ落とすも攻撃者が起動 - KADOKAWA
ニデック子会社にサイバー攻撃 - 複数サーバでランサム被害
キューヘンのランサム被害、個人情報約37.4万件が流出か