Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

人材スキルマップ「SecBoK」が改定 - タスクやロールにもフォーカス

日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)は、セキュリティ関連業務に携わる人材が身につけるべき知識やスキルを整理した「セキュリティ知識分野(SecBoK)人材スキルマップ 2019年版」を公開した。スキルにくわえ、タスクやロールも踏まえた内容となっている。

20190314_jn_001.jpg
スキルの高さを中心とした従来の考え方から、タスクやロールを踏まえ、能力の幅を広げるあらたな考え方を取り入れた(図:JNSA)

「SecBoK」は、セキュリティ関連の知識項目を体系的に整理したもので、人材育成時の参考資料などとして活用されている。

従来、スキルの習得を中心とした内容だったが、「SecBoK2019」では、「タスク」や「ロール」にもフォーカス。人材育成にあたり、それぞれの視点から活用できるよう工夫した。セキュリティ分野の専門人材ではない、いわゆる「プラスセキュリティ人材」などにも応用できるという。

またこれまで参考にしてきた「NIST NICE Framework」が大幅に改定され、「NIST SP800-181(NICE Cybersecurity Workforce Framework)」として標準化されたことを受け、同フレームワークへ対応。約1150のスキル項目について、「SecBoK」にある16の役割(ロール)にマッピングさせた。

さらに「NIST Cyberseurity Framework(CSF)」と連携。CSFの各項目を実施する上で求められるスキル項目を示している。

(Security NEXT - 2019/03/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年6月1日〜2025年6月7日)
国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
先週注目された記事(2025年5月25日〜2025年5月31日)
企業と学生の「ギャップ」、セキュ人材育成の課題 - JNSAが報告書
若年層向け合宿イベント「セキュキャン」が参加者募集をまもなく開始
若年層向け人材育成ハッカソン「SecHack365」、参加者募集を開始
「脆弱性診断士のキャリアデザインガイド」を公開 - ISOG-J
「SecHack365 2024」の成果発表会を都内で開催 - NICT
SMFGなど4社、合弁会社「SMBCサイバーフロント」設立
NICTがシンポジウム開催 - 研究報告や女性活躍のパネルも