2018年の不正送金被害は大幅減 - 法人で1割以下に
2018年のオンラインバンキングにおける不正送金被害は、前年から半減した。特に法人における減少が目立っている。
警察庁によれば、2018年のオンラインバンキングにおける不正送金の発生件数は、前年比103件減となる322件。
年間を通じた被害額は4億6100万円で、2017年の10億8100万円から半減した。2015年の30億7300万円と比べると6分の1以下の水準となる。
2月以降に増加が見られ、6月に1億円を超える被害が発生したものの、以降は低い件数で推移。
上半期に3億7300万円と被害が集中する一方、下半期は8800万円となり、4分の1以下へと縮小した。

オンラインバンキングにおける不正送金の被害額推移(グラフ:警察庁)
(Security NEXT - 2019/03/11 )
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