フィッシングサイトへ誘導されたユーザー、1年で2.5倍に
トレンドマイクロは、フィッシングサイトへ誘導されるケースが前年の約2.5倍に拡大したことを明らかにした。「Amazon」「Apple」など大手ITブランドを装うケースが半数近くを占めるという。
同社製品の国内利用者においてフィッシングサイトに誘導された件数を取りまとめたもの。2017年の180万5038件から約2.5倍にあたる443万1970件に増加した。
ブランドが悪用された企業を業種別に見ると、「大手IT企業」が44.3%、「銀行、信販」が34%、「仮想通貨関連サービス」が7.2%、「プロバイダ」が2.1%だった。
宅配業者の不在通知を偽装するSMSから不正サイトへ誘導して不正アプリをインストールさせる「スミッシング」は、2018年第1四半期の2万9700件から第3四半期には21万件と約7倍に拡大。第4四半期も25万件超となった。

フィッシングサイトへ誘導されたユーザー数(グラフ:トレンドマイクロ)
(Security NEXT - 2019/03/01 )
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