「runc」に脆弱性、コンテナからホスト管理者権限でコード実行されるおそれ
今回の問題を受け、「runc」の開発グループは、同脆弱性を修正するパッチをリリースした。
またパッチの有効性を確認するため、いくつかのベンダーより同脆弱性を突くエクスプロイトコードを求められたことから、クラウドプロバイダなどへ与える影響の大きさを考慮し、提供を決定。オリジナルのコードをSarai氏がより汎用性のあるものに書き換え、提供したという。
提供されたエクスプロイトコードは、OpenWallにおけるルールのもと2月18日に公開される予定で、同日までに同脆弱性を解消しておくよう注意喚起が行われている。
同脆弱性の判明を受け、「Docker」や「Kubernetes」のほか、Linuxディストリビューションなども対応を開始した。
またSarai氏は「LXC」にも類似した脆弱性が存在することを発見、同ソフトに対してもパッチがリリースされた。また「Apache Mesos」の関係者から連絡があり、同ソフトも脆弱であるとの報告を受けたことも明らかにしている。
(Security NEXT - 2019/02/12 )
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