Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Exchange Server」の深刻な脆弱性、MSがアップデートを開発中

「Microsoft Exchange Server」に権限昇格の脆弱性「PrivExchange」 が見つかった問題で、マイクロソフトは脆弱性を修正するアップデートを開発中であることを明らかにした。緩和策についてもアナウンスしている。

同製品において他ユーザーになりすまし、管理者権限を取得することが可能となる脆弱性が明らかとなったことから、セキュリティアドバイザリをリリースしたもの。

問題の脆弱性は、HTTP経由のNTLM認証においてなりすましが可能となり、管理者権限を取得することが可能となるもの。オンプレミス環境に存在し、「Microsoft Exchange Online」は影響を受けないとしている。

同製品へ高い権限を与えている場合、「Exchange Server」と「Windows」のドメインコントローラにアクセスできるユーザーを侵害することで、ドメイン管理者権限を奪われるリスクについても指摘されている。

(Security NEXT - 2019/02/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局