Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Intel、Wi-FiソフトからDC向けまで幅広いアップデート

メモリ内のデータやコードを保護する「Intel Software Guard Extensions(Intel SGX)」に関しては、アップデートで脆弱性「CVE-2018-18098」を修正した。「SDK」やソフトウェアのインストールにおいて悪意あるファイルを読み込み、権限の昇格が生じるおそれがあり、重要度は「高(High)」。

あわせて重要度が1段階低い「中(Medium)」とされる情報漏洩「CVE-2018-12155」を修正した。「Intel Integrated Performance Primitives(Intel IPP)」の暗号化ライブラリで情報漏洩が発生するおそれがあるという。

さらに「SSDデータセンター・ツール」の脆弱性「CVE-2018-3703」や、データセンター向けストレージ製品「Optane SSD DC P4800X」の脆弱性「CVE-2018-12166」「CVE-2018-12167」を修正。

同社小型PCの「NUC」の向けにファームウェアのアップデートをリリースし、脆弱性「CVE-2017-3718」へ対応した。いずれも重要度は「中(Medium)」。今回のアップデートを受け、脆弱性情報のポータルサイトであるJVNなども利用者向けに注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2019/01/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正