Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Amazon FreeRTOS」の複数脆弱性、詳細公表される - コード実行やDoSのおそれ

オープンソースの組込システム向けRTOS(Real Time Operating System)である「FreeRTOS」のTCP/IPスタックや「Amazon FreeRTOS」に複数の脆弱性が見つかった問題で、詳細が公表された。

Zimperiumが、リモートよりコード実行が可能となる脆弱性など13件について技術的な詳細について明らかにしたもの。同社では10月に脆弱性の存在を公表。アップデートが提供されており、一定の対応期間を経たうえで、詳細を説明するとしていた

同社によれば、脆弱性の影響を受けるのは、「FreeRTOS 10.0.1(with FreeRTOS+TCP)」「AWS FreeRTOS 1.3.1」および以前のバージョン。WITTENSTEIN high integrity systemsの「OpenRTOS」および「SafeRTOS」で採用されているTCP/IPコンポーネントの「WHIS Connect」も同様の影響を受けるとされている。

TCP/IPスタックやAWS接続モジュールなどの脆弱性で、これらを利用し、ネットワークへ接続している環境において影響を受けるおそれがある。脆弱性によって影響を受ける内容や大きさは異なるが、リモートからコードを実行されたり、サービス拒否、情報漏洩などが生じるおそれがある。

(Security NEXT - 2018/12/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
ブラウザ「Chrome」にアップデート - セキュ関連で10件の修正
特権アクセス管理製品「Symantec PAM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
JupyterLabの機能拡張作成用テンプレートに脆弱性 - リポジトリに影響
WPプラグイン「WooCommerce Social Login」に複数の脆弱性
「Apache CloudStack」でSAML認証をバイパスされるおそれ
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
Cisco、セキュリティアドバイザリ9件を公開 - 「Blast-RADIUS」の影響も
「Cisco SSM」に深刻な脆弱性 - 攻撃者によりパスワード変更可能
「Magento」「VMware vCenter」など脆弱性3件の悪用を確認 - 米当局が注意喚起