Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

OpenSSLに複数脆弱性、アップデートで解消 - 「PORTSMASH」にも対応

OpenSSLの開発チームは、脆弱性やバグへ対処したアップデート「OpenSSL 1.1.1a」「同1.1.0j」「同1.0.2q」をリリースした。サイドチャネル攻撃が可能となる脆弱性などへ対応している。

今回修正された脆弱性を見ると、「同1.1.1a」「同1.1.0j」では、10月に報告された楕円曲線「DSA」「ECDSA」を利用した署名アルゴリズムにおける脆弱性「CVE-2018-0734」「CVE-2018-0735」に対処している。

一方、「同1.0.2q」では、「CVE-2018-0734」にくわえ、従来とは異なる方法のサイドチャネル攻撃「PORTSMASH」が可能となる脆弱性「CVE-2018-5407」を修正した。これら3件の脆弱性について、開発チームはいずれも重要度を「低(Low)」とレーティングしている。

なお今回「同1.0.2q」で修正された「CVE-2018-5407」は、「1.1.1」系には含まれていない。また「同1.1.0」系に関しても、8月にリリースされた「同1.1.0i」以降は影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2018/11/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ファイアウォール基盤「PAN-OS」に判明した脆弱性2件を修正 - Palo Alto
CrowdStrikeのWindows向け「Falconセンサー」に複数脆弱性
「Flowise」のRCE脆弱性 - 旧版に影響と説明
「Tenable Security Center」に脆弱性 - 権限外の操作が可能に
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「AWS Client VPN」に権限昇格の脆弱性 - macOS版のみ影響
IBMのアクセス管理製品に深刻な脆弱性 - アップデートを提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド