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セキュリティ担当者の苦労や悩みを調査 - 気になる処遇も

ヒアリングでは、人材不足や理解不足、組織内部におけるセキュリティ意識のギャップ、前例がない環境でのポリシー策定やリスクの優先付けなどの苦労談や悩みが聞かれた。

また「セキュリティ業務」の魅力ややりがい、おもしろみなど、携わってよかった経験などの声も寄せられている。

処遇面においても、セキュリティ業務に専門性が求められる一方、評価基準に反映されたとの回答は少なく、優秀な人材については引き抜きもあり、適切に処遇しないと人材確保に困るといった現場の意見も聞かれた。

今回の調査を受け同協会では、セキュリティ関連職を望む人材が今後増加しても、セキュリティベンダーの選択肢があり、一般ユーザー企業における人材確保は、今後より厳しさが増すと分析。採用や育成を含め、キャリアデザインについて引き続き検討していく必要があるとした。

(Security NEXT - 2018/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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