「M3AAWG」の国内リージョン「JPAAWG」が発足 - メールやメッセージングのセキュリティを検討
ISPや通信事業者、クラウド事業者などの関連事業者間でメールやメッセージングを中心としたセキュリティに関する情報の共有や対策を検討する「JPAAWG(Japan Anti-Abuse Working Group)」が設立された。
同グループは、メールやメッセージングサービスなどを利用した不正行為への具体的な対策について、関係者間で協議、検討、実施することを目指す業界団体。リーダーは、インターネットイニシアティブ(IIJ)の櫻庭秀次氏が務める。
迷惑メールの流通量が減少する一方、攻撃の巧妙化や、メール以外にもアプリのメッセージングサービスを悪用するなど、あらたな対策の必要性が生じているとして、主要なISPやクラウド事業者、メッセージング事業者、ソフトやハードウェアのベンダーなど事業者が主体となり、これら問題の情報を共有、対策について検討を進める。
ワールドワイドで活動する「M3AAWG(Messaging, Malware and Mobile Anti-Abuse Working Group)」の国内リージョンと位置付けられており、同グループとも連携を図っていく方針。
設立にあたり、11月8日に都内で第18回迷惑メール対策カンファレンスとの併催イベントとして「JPAAWG 1st General Meeting」を開催する予定。国内外の有識者が参加し、最新のインターネット脅威情報、セキュリティ対策などについて、紹介、議論する。一般登録の受け付けも10月22日よりスタートしている。
(Security NEXT - 2018/10/25 )
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