Android端末を狙うクラウド型マルウェアサービス「MaaS」 - アクセシビリティ機能を悪用
Android端末を標的としたボットのインフラを提供する「MaaS(Malware as a Service)」の「Black Rose Lucy」が確認された。
同ツールを確認したCheck Point Software Technologiesによれば、「The Lucy Gang」と呼ばれるロシア語を話すグループが、マルウェアや感染端末を管理するためのダッシュボードといったインフラをサービスとして展開する動きを確認したという。サービスの初期段階と見られ、攻撃グループなどに紹介されていると見られる。
「Black Rose Lucy」は、Android端末向けのアプリである「Black Rose Dropper」と、利用者向けのダッシュボード「Lucy Loader」で構成されており、インタフェースは、英語、トルコ語、ロシア語など複数言語をサポート。
「Black Rose Dropper」は、Android端末においてデータを収集するほか、コマンド&コントロール(C&C)サーバの命令を受信。ダッシュボードにアップロードされたマルウェアを感染端末へ展開するためのドロッパーとしても機能するという。

ダッシュボードの「Lucy Loader」(画像:Check Point)
(Security NEXT - 2018/09/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
開発環境が侵害 マルウェア感染と個人情報流出を確認 - ジモティー
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
仮想環境を狙うマルウェア「BRICKSTORM」 - 中国政府系攻撃者が悪用
マルウェア対策製品「Avast Antivirus」に権限昇格の脆弱性
総当り攻撃で内部侵入、挙動検知してサーバ隔離 - タマダHD
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
約9カ月にわたりサイト改ざん、約100記事に不正スクリプト - 京大

