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Android端末を狙うクラウド型マルウェアサービス「MaaS」 - アクセシビリティ機能を悪用

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Androidでは、アプリにおいてユーザーより動作の許可を得る必要があるが、「Black Rose Dropper」は、「Security of the System」の名称で稼働。

深刻なシステムエラーが発生しているなどとだますアラートを表示し、同アプリに対してユーザーの操作を補助する「アクセシビリティ機能」の利用や、ウィンドウの表示など、複数の機能について許可するよう求めていた。

だまされたユーザーが動作を許可してしまうと、同サービスによってユーザーの画面のクリックを再現し、特権を取得やアプリのインストールなどを行うという。

またセキュリティ対策ソフトの挙動を監視。起動された場合に「戻るボタン」や「ホームボタン」の動作を再現することで操作を妨害。工場出荷時へリセットする操作についても同じく妨害していた。

くわえて「APKファイル」の代わりに「DEXファイル」を用いるあらたなバージョンも見つかるなど機能強化が図られているという。

(Security NEXT - 2018/09/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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