仮想通貨の不正送金で利用者に全額補償 - Monappy
仮想通貨「Monacoin」のウォレットやSNSサービスを展開する「Monappy」は、不具合を突かれて仮想通貨が不正送金された問題で、被害規模を明らかにするとともに利用者へ補償する方針を示した。
今回の問題は、IndieSquareが運営する「Monappy」において、何者かによって「ギフトコード」の送信サービスにおける高負荷時の不具合が突かれ、ホットウォレット上に保存されていた全仮想通貨が不正に送金され、奪われたもの。
同サービスに残高がある全利用者7735人に影響があるとし、合計被害額は93078.7316MONAにのぼった。9月5日の時点で日本円換算で約1300万円にあたる。今回のサイバー攻撃にともなうメールアドレスやパスワードといった利用者情報の流出については否定している。
同サービスはIndieSquareに事業譲渡されたばかりで、引き継ぎが行われている最中だったことから、今回の問題に対し、旧運営者の自己資本により全額を補填することで決着したという。
今後原因を特定し、修正、検証を経て機能制限を行った上で出金処理が行えるよう対応するとしており、詳しい時期や方針については決定次第発表する予定。またサービスについても、対策や対応を実施した上で再開を目指すとしている。
(Security NEXT - 2018/09/05 )
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