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8月修正のゼロデイ脆弱性、「Darkhotel」と関連 - 背後に北朝鮮の影

ゼロデイ攻撃への悪用が確認され、マイクロソフトによる8月の月例セキュリティ更新で修正された脆弱性が、「Darkhotel」を展開した攻撃グループによって悪用されていたことがわかった。

問題の脆弱性「CVE-2018-8373」は、「Internet Explorer」の「VBScript」に関連する脆弱性。解放後のメモリへアクセスするいわゆる「Use After Free」の脆弱性で、7月にTrend Microが発見、報告した。

同社によると、「Windows Update」の関連サイトに見せかけた偽サイトへのトラフィックでエクスプロイトを発見したという。

5月に修正された「CVE-2018-8174」を悪用したゼロデイ攻撃においても、同じ難読化技術を使用。類似したシェルコードの実行手法を用いており、これら脆弱性が同じ作者により作成されたものと分析している。

(Security NEXT - 2018/08/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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