Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「FreeBSD」にもTCP実装に脆弱性 - DoS攻撃受けるおそれ

「Linuxカーネル」のTCP処理にリモートよりDoS攻撃が可能となる脆弱性が見つかった問題で、「FreeBSD」に関しても同様の影響を受けることが明らかになった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

当初、「同4.9」以降の「Linuxカーネル」において、リソースが枯渇する脆弱性「CVE-2018-5390」が報告されたが、「FreeBSD」に関しても、分割したTCPのデータストリームを再構築する処理に非効率なアルゴリズムを使用することに起因し、リソースが枯渇する脆弱性「CVE-2018-6922」が存在するという。

TCPセッションでパケットを細工することにより脆弱性を悪用することが可能。ただし、サービス拒否を引き起こすには、双方向の通信が必要となるため、IPアドレスを偽装した上で攻撃を行うことはできないとしている。

いずれも脆弱性を修正するパッチが用意されており、セキュリティ機関ではアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/08/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正