「FreeBSD」にもTCP実装に脆弱性 - DoS攻撃受けるおそれ
「Linuxカーネル」のTCP処理にリモートよりDoS攻撃が可能となる脆弱性が見つかった問題で、「FreeBSD」に関しても同様の影響を受けることが明らかになった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。
当初、「同4.9」以降の「Linuxカーネル」において、リソースが枯渇する脆弱性「CVE-2018-5390」が報告されたが、「FreeBSD」に関しても、分割したTCPのデータストリームを再構築する処理に非効率なアルゴリズムを使用することに起因し、リソースが枯渇する脆弱性「CVE-2018-6922」が存在するという。
TCPセッションでパケットを細工することにより脆弱性を悪用することが可能。ただし、サービス拒否を引き起こすには、双方向の通信が必要となるため、IPアドレスを偽装した上で攻撃を行うことはできないとしている。
いずれも脆弱性を修正するパッチが用意されており、セキュリティ機関ではアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/08/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
