Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数「WebLogic Server」脆弱性、早くも悪用や実証コード

JPCERTコーディネーションセンターは、「CVE-2018-2983」について、4月17日に修正され、直後より悪用が確認されている「CVE-2018-2628」の修正不備に起因するとの情報もあると指摘。両脆弱性が影響を受けるプロトコル「T3」「T3 over SSL」に対してアクセス制限を設定することを推奨している。

また「Oracle WebLogic Server」の「ウェブサービス」においてリモートよりコードを実行されるおそれがある「CVE-2018-2894」についても、すでに「GitHub」で実証コード(PoC)が公開されており、容易に悪用することが可能。

さらにXMLノードにおけるコメント処理に問題があり、細工した「SAMLアサーション」によって、認証を回避できる「CVE-2018-2998」「CVE-2018-2933」についても、脆弱性を報告したニュージーランドPulse Securityのセキュリティ研究者によって詳細が明らかにされており、注意が必要だ。

(Security NEXT - 2018/07/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み