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BEC被害、4年半強で7.8万件 - 被害額は125億ドル超

特に不動産取引関連において詐欺の増加が目立っていると指摘。2015年から2017年にかけて被害者数が1100%超、被害額は約2200%と急激に増加している。

不動産の売却や購入に関連する企業や代理店、法律事務所などがターゲットとなっており、ウェブサイトなどで公開されている情報なども悪用されていると指摘。連絡先に加え、取引状況などの情報も参照されているという。

また攻撃者は、電話を用いて個人情報を要求したり、支払先や支払方法の変更などを伝えるケースがあり、なりすましの連絡であることを見抜けないケースがあると同センターは指摘。当事者間で正当な相手であることを確認できる手段を持つなど、対策を講じるよう注意を呼びかけている。

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不動産におけるBECの被害者数(グラフ:IC3)

(Security NEXT - 2018/07/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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