「高尾ビジターセンター」のメールアカウントに不正アクセス - スパム送信の踏み台に
東京都は、「高尾ビジターセンター」のメールアカウントが不正に利用され、作成されたメールアドレスから不特定多数に迷惑メールが送信されていたことを明らかにした。
都によれば、同センターの指定管理者である自然教育研究センターにおいてメールアカウントが不正アクセスを受けたもの。4月23日から5月16日にかけて、不正に作成されたメールアドレスから、英文で記載された料金請求を装うスパムメール約2000件が送信された。
また、イベント「大人が楽しむ昆虫観察ハイク」の応募用メールアドレスへ、2月8日から5月16日までのあいだにメールを送信した30人に関するメールアドレス、氏名や住所、電話番号、性別、年齢などの応募内容が流出した可能性があり、都では調査を進めている。
5月16日、指定管理者がメールアカウントへのログインを試みたところ、パスワードが違うとしてログインできず、パスワードの変更処理を行ったが、翌17日にメールアドレスの書き換えに気付いた。また翌18日にはメールアドレスが不正に作成され、スパムメールの送信に悪用されていたことが判明したという。
指定管理者では個人情報が流出した可能性がある応募者に対して謝罪。また都では、指定管理者に対し、不正利用されたメールアドレスの利用停止とパスワード管理の徹底を指示した。
(Security NEXT - 2018/05/25 )
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