Adobe、「Acrobat/Reader」におけるPoC公開の脆弱性について訂正
Adobe Systemsは、5月14日に公開した「Adobe Acrobat/Reader」のアップデートで修正した脆弱性について、実証コード(PoC)が登場していることを明らかにしているが、一部情報を訂正した。
同社では、実証コード(PoC)が公開された脆弱性について、当初域外のメモリを読み込むことで情報漏洩が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2018-4985」であるとしていたが、情報をアップデート。
「NTLM(Microsoft NT LAN Manager)認証」の実装において、認証メッセージが窃取されるおそれがある脆弱性「CVE-2018-4993」だったことを明らかにした。同脆弱性については緩和策がアナウンスされている。
今回のアップデートで修正された脆弱性に関しては、PoCの公開以外にも、「CVE-2018-4990」を悪用して二重解放を引き起こし、コードの実行するPDFファイルが見つかっている。
(Security NEXT - 2018/05/17 )
ツイート
PR
関連記事
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み