スマート電球など身近な複数IoT機器に脆弱性 - ファームウェアの確認を
D-Link製のベビーモニタ「DCS825L EyeOn Baby Monitor」では、リモートより悪用可能なコマンドインジェクションの脆弱性にくわえ、細工したUDPパケットでスタックオーバーフローを生じさせ、root権限を奪取できる脆弱性が存在。ベータ版のファームウェアで対応が行われている。
またバッファロー製のルータ「WSR-300HP」についてもコマンドインジェクションの脆弱性が見つかっているほか、Dahuaのネットワークカメラでは、パスワードの管理に問題があり、telnet経由によるコードの実行が可能だった。
こうした状況を受け、同社では適切なネットワーク設定や定期的なファームウェアの更新など、ユーザー側での対策を呼びかけるとともに、メーカーにおいても製造過程におけるテストや販売後に適切に運営されているか確認するなど対策が必要と指摘している。

トレンドマイクロが脆弱性を確認したIoT機器
(Security NEXT - 2018/04/18 )
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