ルータ改ざんで誘導された不正アプリ、狙いは「韓国」か - 2要素認証コードを詐取する機能も
カスペルスキーによれば、一連の攻撃について、アプリの状況や通信先などから、韓国を狙っている可能性が高いという。
ひとつは、同国のモバイルバンキングアプリやゲームアプリのIDが見つかっている点。さらに今回あらたに確認された「2段階認証」における「確認コード」を求める際のメッセージでは、英語環境や日本語環境であっても、メッセージを韓国語で表示していた。
一方アプリのダウンロード状況を見ても、同社のクラウド基盤では、150超のユーザーによって6000件以上のダウンロードが行われていたが、国別に見ると韓国が最多だった。
くわえてアプリのアクセス先となるコマンド&コントロールサーバを同社が解析したところ、1日あたり3000を超える通信を検知したが、そのうち98%を韓国が占めていた。

不正アプリ感染国のヒートマップ(図:カスペルスキー)
(Security NEXT - 2018/04/17 )
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