マルウェア亜種の減少傾向続く - マルウェアメールの割合は上昇
米Symantecによると、マルウェア亜種の減少傾向が続いている。一方、1月に大幅な改善を見せたマルウェア感染を狙うメールの割合は、再び上昇に転じた。
同社が、2月におけるマルウェアや攻撃メールの観測状況を取りまとめたもの。同月に確認したあらたなマルウェアの亜種は4140万件。前月の4280万件を下回った。2017年4月の8100万件から減少傾向が続いている。

マルウェア亜種の検出状況(グラフ:シマンテック)
マルウェアの感染を狙ったメールは、645件に1件の割合で送信されていた。前月は786件に1件と大幅な改善を見せたが、再び上昇に転じている。300件から400件に1件だった2017年半ばと比較するとまだ低い水準だが、今後の動向に注目される。
一方、同社が扱ったメールに占めるスパムの割合は55.1%。前月から0.2ポイント減少したが、「Necurs」ボットネットを利用したスパムキャンペーンが2回ほど観測されたという。フィッシングメールの割合は3331件に1件で、2836件に1件だった1月から改善した。
(Security NEXT - 2018/03/15 )
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