Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

金融機関の3割でサイバー攻撃が発生 - 1割が「経営に影響」と回答

インシデント対応組織を見ると、10.9%は1名以上の専任者がいる専門組織を常設。「専門組織を常設しているが、専任者はいない」が7.3%だった。一方、76.9%が専門組織を備えていないという。

20171020_ng_002.jpg
脆弱性に対するパッチの適用方針(グラフ:日銀)

セキュリティ対策について見ると、脆弱性検査を実施している金融機関は52.7%。

また脆弱性の修正プログラムの適用では、深刻な脆弱性について約半数にあたる49.1%は機動的にパッチを適用するとした一方、6.8%は「原則としてパッチを適用しない」と回答している。

文書作成などに用いる端末のマルウェア対策では、「外部記憶媒体の接続を制限(91.2%)」「パターン検知型マルウェア対策製品を導入(82.2%)」「ソフトウェアの実行権限を必要最小限に制限(75.9%)」「ネットワークをインターネットと分離(56.4%)」などが目立った。

(Security NEXT - 2017/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

非常用個人情報を電車に置き忘れ、車庫で回収 - 静岡市
AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
複数サーバやPCがランサム被害、影響など調査 - 三晃空調
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「制御システムセキュリティカンファレンス2026」を2月に都内で開催
高校部活体験会申込フォームで個人情報が閲覧可能に - 群馬県
配達中に郵便物1束を紛失 - さいたま市内の郵便局