Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

金融機関の3割でサイバー攻撃が発生 - 1割が「経営に影響」と回答

2015年以降、約3分の1の金融機関がサイバー攻撃を経験しており、1割は攻撃により業務や経営などに影響を及ぼしたことがわかった。

20171020_ng_001.jpg
投資額推移(グラフ:日銀)

日本銀行が、サイバーセキュリティに関するアンケート調査を4月に実施し、明らかになったもの。当座預金取引先金融機関のうち、411機関が回答している。

2015年以降のサイバー攻撃について、31.3%が何らかの攻撃を経験。回答者全体の20.4%が「業務や経営に影響はなかったものの、事後対応を行った」と回答。一方で9.7%は「業務や経営に警備な影響があった」、1.2%は「攻撃が発生し、業務や経営に重大な影響があった」としている。

サイバーセキュリティに関する投資額は、2015年から年々増加しており、1金融機関あたりの平均で見ると、2017年は1億4880万円。2015年の8500万円から約2年で約1.7倍に拡大している。サイバーセキュリティに関連する経費も同様に増加傾向にあり、2015年の1億1380万円から2017年は1億7830万円へと上昇した。

(Security NEXT - 2017/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

中国関与が疑われる「MirrorFace」の攻撃に注意喚起 - 警察庁
HPE Arubaの無線LAN変換ブリッジに脆弱性 - PoC公開済み
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開
Palo Altoの「Expedition」に複数脆弱性 - 2024年末にEOL
保健所職員の名刺でFAX番号を誤記載 - 医療機関書類が第三者へ
支援措置対象者の戸籍附票写しを加害者側へ誤交付 - 南部町
「クックパッド」のインスタアカウントが乗っ取り被害
Ivanti製VPN製品のゼロデイ脆弱性、中国関連のグループが悪用か
Xerox製印刷ワークフロー管理ソフトに複数の脆弱性
「国際平和拠点ひろしま」がサイト改ざん - 個人情報が流出