Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、10月の月例パッチで脆弱性62件を修正 - ゼロデイ攻撃確認済みの脆弱性も

同社によれば、「Office」においてメモリ破壊が生じる深刻度「重要」の脆弱性「CVE-2017-11826」については、すでに公開されており、悪用も確認されているという。

同脆弱性が悪用された場合、リモートよりコードを実行され、システムの制御を奪われるおそれがある。

また悪用は確認されていないものの、「SharePoint Server」における「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2017-11777」については、すでに公開済みだ。

くわえて今回のアップデートでは、同社のプログラムに起因するものではないが、特定の「TPMチップセット」のファームウェアに起因する脆弱性へ対応するプログラムを用意した。CVE番号は割り当てられていないが、深刻度は「緊急」とされている。

さらに「NT LAN Manager(NTLM)」向けの更新プログラムでは、あらたなオプションを用意し、セキュリティを強化。「Windows Server 2008」「Office」においても多層防御を強化するプログラムを提供している。

(Security NEXT - 2017/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開