Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

約4割の組織で重大被害 - 売上機会損失など含む平均被害額は2.3億円

組織の約4割が、2016年にインシデントによる重大被害を経験し、年間の平均被害額は2億3177万円だったとする調査結果をトレンドマイクロが取りまとめた。

20170915_tm_002.jpg
重大被害を経験した割合(グラフ:トレンドマイクロ)

同社が6月末にインターネットで調査を実施し、取りまとめたもの。企業や官公庁、自治体におけるセキュリティ対策の意思決定者および意思決定関与者を対象に実施し、1361人が回答した。

同社では、情報漏洩、ランサムウェアによるデータ暗号化、金銭詐欺などを「重大被害」と定義。2016年の1年間に41.9%が重大被害を経験していたという。

最多は「従業員、職員に関する個人情報漏洩」で14.2%。次いで「顧客情報の漏洩(10%)」「業務提携先情報の漏洩(8.1%)」「ランサムウェアによるデータ暗号化(7.6%)」と続く。

(Security NEXT - 2017/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

リサイクルされる「ランサムウェア」 - リーク件数は1.5倍に
フィッシング報告が3割増 - 15万件超えで過去最高に
ランサムウェア感染組織の平均被害金額は2386万円 - JNSA調査
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で
フィッシングの報告が増加、悪用されたURLは大幅減
2Qのクレカ番号盗用被害、約132億円 - 国内だけで100億円超
ランサム被害、中小企業が6割弱 - 暗号化しない脅迫も
ネットバンク不正送金が前四半期の2倍超 - 過去最悪に
電話を併用するBECに警戒を - 発信者番号を偽装、役員の声も模倣
ネットバンク不正送金被害、上半期だけで前年の約2倍に