マルウェア感染メールの比率が上昇 - スパムで自己拡散するランサムも
同社が扱ったメールに占めるスパムの割合は54.9%で、前月から0.6ポイント上昇。2015年3月以来もっとも高くなった。
マルウェアを感染させる目的で送信されたメールの割合は、359件に1件。前月の451件に1件を上回った。4カ月連続で上昇しており、過去7カ月でもっとも高い割合だという。
同社は、メールによりマルウェアを拡散させる傾向が強まりつつあると指摘。オンラインバンキングを狙うトロイの木馬「Emotet」と「TrickBot」は、スパムの送信によって自身を拡散する機能を搭載。また7月に発見されたランサムウェア「Reyptson」も、スパムの送信機能を備えていた。
フィッシングメールの比率もわずかに上昇し、1968件あたり1件。過去1年間でもっとも高い水準だという。
(Security NEXT - 2017/08/08 )
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