政府、組織向けに標的型攻撃対策の解説資料 - 「人、組織対策」と「技術的対策」を解説
総務省は、官公庁や企業において推奨される標的型攻撃対策の防御モデルについて、人的対策と技術的対策の視点からまとめた資料「サイバー攻撃(標的型攻撃)対策防御モデルの解説」を公開している。

サイバー攻撃(標的型攻撃)対策
防御モデルの解説(簡易版)より
同省では2013年度より、「サイバー攻撃対策防御モデル・実践演習の実証実験」事業の一環として、官公庁と企業におけるサイバー攻撃の防御モデルについて検討を進めてきた。同資料はその成果を取りまとめたもの。標的型攻撃へ対応する担当者や関係者を読者として想定している。
防御モデルは「人、組織対策」と「技術的対策」で構成。人、組織対策では、「インシデントレスポンス」についてプランニングとハンドリングに分けて、プロセスや実施すべき項目を解説した。
また技術的対策では、被害を未然に防ぐ、または被害に遭いにくいシステム環境を構築する「事前対策」、ログに残された痕跡を分析して攻撃を認知する「検知」、被害拡大の防止や証拠保全を目的とした「事後対策」について、ポイントを解説した。
(Security NEXT - 2017/07/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
LinuxカーネルのUSBオーディオドライバ脆弱性 - 攻撃の標的に
「Android」にセキュリティパッチ - 複数脆弱性で悪用も
「Android」の3月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件に対応
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線
「Chrome」のGPU脆弱性修正、WebKit関連のゼロデイ脆弱性と判明
米政府、Apple製品や「Junos OS」の脆弱性悪用に注意喚起
Apple、「iOS 18.3.2」など公開 - 旧iOSにゼロデイ攻撃の可能性
【特別企画】なぜ今「ASM」が注目されるのか - 攻撃者視点こそ防御のかなめ