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プロバイダにおける迷惑メール対策導入状況を公表 - 総務省

固定系電気通信事業者では、「送信ドメイン認証」「OP25B」の送信防止対策は全16社で実施済みだった。

受信防止対策を見ると、メールの内容で判定する「ブラックワード」と「迷惑メールフィルタ」については、ほぼすべての事業者が実施していた。

一方、受信防止対策としての「送信ドメイン認証」は事業者によって実施にばらつきがみられる。「DKIM」や「SPF」は、ほぼ半数がラベリングを実施しているが、フィルタリングに関しては数社。「DMARC」の導入は2社にとどまった。

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固定系電気通信事業者における迷惑メールの対策状況(表:総務省)

(Security NEXT - 2017/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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