フィッシング報告が18万件超、過去最多 - URLも大幅増
10月は18万件を超えるフィッシング報告が寄せられ、過去最多記録を更新した。悪用されたURLやブランドも増加しており、警戒が必要となる。
フィッシング対策協議会によれば、同月に寄せられたフィッシング攻撃の報告は18万1443件。1日あたり5853件の報告が寄せられた。
7月に17万件を超えて過去最多となるも、その後2カ月連続で減少していたが、再び増加に転じて前月の14万8210件から22.4%増と大きく上昇し、再び過去最多を更新した。
フィッシングサイトに悪用されたURLは7万1367件。前月の4万9519件から約1.4倍に増加した。1日あたり約2302.2件のURLが見つかっている。8月の8万5768件に次いで2番目に多い件数となった。
ランダムな文字列をサブドメインとする使い捨てのリダイレクト用URLをメールに記載するケースが全体の約32.3%を占めている。報告数と比例して増加が見られたという。

フィッシング報告とURL件数の推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2024/11/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
第三者が旧ポイントサービスのドメインを取得 - ヴィンクス
パスワードリスト攻撃と見られるログイン試行を確認 - WOWOW
フィッシングURLは約3割減 - ブランドの悪用被害が増加
看護師が患者資料を本に挟んで持ち帰り - 本売却から発覚
ドメイン名紛争テーマにシンポジウム - 紛争事例や対処法と今後の課題
教育支援サービス侵害、ランサムウェアによる個人情報流出の可能性
リモートアクセス用認証キー紛失、外部アクセス確認されず - デ協
ベトナム子会社でランサム被害、製造出荷に影響なし - 大日精化工業
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を

