9月のフィッシング報告、悪用URLが前月比4割減
9月のフィッシング報告件数は14万8210件だった。フィッシング攻撃に利用されたURLが約42.3%減と大幅に縮小している。
フィッシング対策協議会によれば、同月に寄せられたフィッシング攻撃の報告は14万8210件。前月の16万6556件から約11.0%減となった。1日あたり約4940.3件の報告が寄せられている。
7月の17万7855件をピークに減少傾向が続くものの、5カ月連続で14万件を超えている。
フィッシングサイトに悪用されたURLは4万9519件。過去最多となった前月の8万5768件から約42.3%減となった。ただし、過去4番目に多い件数であり、予断を許さない状況にある。1日あたりに換算すると約1650.6件だった。
フィッシングサイトに悪用されたトップレベルドメインとしては、「.com」がもっとも多く約46.9%。「.cn(約28.5%)」「.xyz(約5.4%)」、「.top(約3.5%)」「.sbs(約3.0%)」が続いた。

フィッシング攻撃の報告状況(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2024/10/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
サイバー攻撃で顧客管理システムのPWが流出 - 車検チェーン店
放課後児童クラブでメール誤送信 - 個人情報印刷時に第三者へ
5支店で個人情報含む伝票を紛失、誤廃棄の可能性 - 興能信金
サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出

