Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシングの悪用URLが前月比2.2倍 - 過去最多を更新

8月は前月に届かなかったものの、16万件を超えるフィッシングの報告が寄せられた。悪用されたURLの件数は、前月の2.2倍と急増し、過去最多を更新している。

フィッシング対策協議会によれば、同月に寄せられたフィッシング攻撃の報告は16万6556件。1日あたり約5372.8件の報告が寄せられた。

2月に5万件半ばまで減少したものの、その後5カ月連続で増加。過去最多を記録した7月の17万7855件から1万1299件減少してはいるものの、8月は調査開始以降、過去2番目に多い報告数だった。

フィッシングサイトに悪用されたURLは8万5768件。前月の約2.2倍へと急増し、過去最多を更新そた。1日あたり約2766.7件のURLが見つかっている。大量にフィッシングメールをばらまく手口において、URLのサブドメインにランダムの文字列を用いるケースが目立ち、その影響でURL数が急増した。

フィッシングサイトに悪用されたトップレベルドメインとしては、「.cn」が約46.9%でもっとも多く、「.com」が約35.6%、「.net」が約2.6%、「.top」が約2.4%で続いている。

20240920_ap_001.jpg
フィッシングの報告、URL件数の推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2024/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省
個人情報含む伝票綴りを紛失、誤廃棄の可能性 - JAおきなわ
中学校で卒業生の個人情報が生徒用端末から閲覧可能に - 半田市
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県