5月はウェブ経由の攻撃が増加 - 新ランサム「Jaff」の拡散も
ウェブ経由の攻撃が増加している。シマンテックによれば、5月は2015年11月以降、最高値を記録したという。
米Symantecが、5月の同社における観測状況を取りまとめたもの。あらたに観測されたマルウェアの亜種は7670万件。4月 の8100件から減少したものの、2000万件から3000万件ほどのレンジで推移した2016年末から2017年初に比べると、2倍以上の水準で推移している。
同社が遮断したウェブ経由の攻撃は、1日あたり126万6000件。前月の103万8000件から増加し、2015年11月以降最多となった。攻撃に悪用されたエクスプロイトキットは、28.4%を占める「RIG」が依然としてもっとも多く、「Magnitude(7%)」「SunDown(3%)」が続く。
同社が扱ったメールに対するスパムの割合は、前月から0.1ポイント下がり54.1%。マルウェアを感染させるために送信されたメールは422件に1件だった。
マルウェア感染メールの大半は、3月末に活動を再開した「Necurs」ボットネットから配信されており、5月にはランサムウェア「Jaff」の拡散を狙った攻撃を確認。ピーク時には1時間あたり500万件弱のメールが送信されたという。
(Security NEXT - 2017/06/19 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
先週注目された記事(2025年11月9日〜2025年11月15日)
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 - JPCERT/CC
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
