JavaScriptマルウェアが減少、実行ファイルやPDF形式が増加 - ESET
ESETによれば、国内で検出したマルウェアにおいて、JavaScriptベースのマルウェアの割合が目立って縮小しているという。一方で実行ファイルやPDFを添付ファイルへ利用する攻撃の割合が増加した。
ESETのセキュリティ対策ソフトにおける国内のマルウェア検知状況を、キヤノンITソリューションズが取りまとめたもの。
同社によれば、4月は、ばらまき型マルウェアを添付したメールが引き続き確認されており、検出数が多い上位10件のマルウェアうち、7件はメールの添付ファイルより検出されたものだった。
マルウェア上位50件のファイル形式を見ると、もっとも多かったのは、Windows実行ファイル形式のマルウェアで36.1%。従来もっとも多く検知されていたJavaScriptベースのマルウェアは、前月の40%から23.1%へ縮小。PDFファイルベースのマルウェアが14.3%で続いた。

マルウェア上位50件のファイル形式別の割合(グラフ:CITS)
(Security NEXT - 2017/05/23 )
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