Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PW管理甘いサーバ狙うランサム、直接ログインして暗号化 - IPAに被害相談

外部からアクセスできるサーバ内のファイルが、ランサムウェアによって暗号化される被害が発生している。パスワードの甘さからログインされ、ランサムウェアに感染させられたと見られている。

20170428_ip_001.jpg
攻撃者が不正アクセスによりランサムウェアを実行(図:IPA)

注意喚起を行った情報処理推進機構(IPA)によれば、問題のランサムウェアによる被害は、2017年1月ごろから寄せられているという。

従来より、ランサムウェアへ感染した端末からアクセス可能なサーバについても、暗号化を試みるランサムウェアが確認されているが、異なる手口と見られている。

被害が生じた環境の特徴を見ると、外部からアクセスできるサーバ上で発生。サーバのアカウントで脆弱なパスワードを使用していたり、不審なユーザーによるログインの痕跡や、ログインへ失敗した大量のログが残存していた。

(Security NEXT - 2017/04/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

アサヒグループHD、情報流出の被害範囲を調査 - 製品出荷を順次再開
ランサム被害でシステム障害、生産に大きな影響なし - 美濃工業
米CISA、「Oracle EBS」関連など脆弱性7件を悪用リストに追加
一部サーバでランサム被害、データ転送量は限定的 - HAホールディングス
ランサム被害を公表、手作業で受注対応 - アサヒグループHD
ランサム被害で学生の個人情報流出を確認 - 宮城学院
竹内製作所の米国子会社がランサム被害 - データ流出も確認
監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 - JPCERT/CC
タイ子会社でサーバや端末がランサム被害 - ダイヤHD
米子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 天龍製鋸