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2016年は新種ランサムが88%増 - ただし2016年4Qは7割減

同四半期に検出されたあたらしいランサムウェアは約37万件で、前期の約3分の1に縮小した。

ランサムウェア自体の検出数が減少したことや、「Locky」「CryptoWall」などの活動が衰退したことが背景にあるという。

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新種ランサムウェアの検出動向(グラフ:マカフィー)

ただし、ファイルレスで動作するランサムウェアは、件数へ反映されていない。

2016年通年で見ると425万件が検出され、前年比88%増となった。あらたなランサムウェアのファミリーは増加しており、引き続き注意が必要だという。

モバイルマルウェアに関しては、同四半期にあらたに検出されたのは約170万件で、前期から17%減少。2016年通年では、前年から99%の増加となった。

同四半期に10の主要ボットネットから配信されたスパムは、前期の24%減となる1億8100万件だった。2016年通年では9億3400万件のスパムが配信されている。

(Security NEXT - 2017/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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