IPA、産業サイバーセキュリティセンターの運用を開始 - 模擬プラント演習なども
情報処理推進機構(IPA)は、2月に発表した産業サイバーセキュリティセンターの運用を開始した。重要インフラや産業基盤に対するサイバー攻撃への防御力強化を目指し、活動を展開していく。

センター発足後の組織図(図:IPA)
同センターでは、社会インフラや産業基盤へのサイバー攻撃に対する防御力を高めるため、人材育成や制御システムの安全性検証、攻撃情報の調査、分析などを行う。
なかでも人材育成事業では、7月より「中核人材育成プログラム」を開始する予定。
情報系システムから制御系システムまでを想定した模擬プラントを設置。安全性の検証や早期復旧の演習を行う。
社会インフラや産業基盤事業者において、必要なセキュリティ対策を判断できる人材の育成に向けたプログラムを提供するほか、経営層や部門長、責任者に対してサイバーセキュリティ対策の必要性を啓発するトレーニングプログラムを提供していく。
(Security NEXT - 2017/04/03 )
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