中小企業の6割、従業員教育「実施していない」 - セキュリティポリシー用意は14%
セキュリティ関連の被害を防止するための施策として、セキュリティポリシーの文章化を行っている企業は14%。従業員20人以下の小規模企業は8.2%と1割に満たない。一方100人以下の企業は17.8%、101人以上の企業は46.6%と規模が大きいほど割合が大きくなる。
IT投資を実施している企業のうち、セキュリティ対策関連の投資を行っている割合は79.4%。小規模企業が77%、100人以下の企業が80.4%、101人以上の企業が86%だった。
セキュリティ対策の投資を行っていない理由では、「費用対効果が見えない」が20.6%で「どこからはじめたらよいかわからない(20.2%)」「コストがかかりすぎる(17.8%)」が続く。小規模企業では、「どこからはじめたらよいかわからない」との回答が23.7%ともっとも多かった。
従業員のセキュリティ教育を「実施していない」割合は60.8%で、小規模企業に限定すると70.5%だった。実施率がもっとも高いのは「メールや掲示板による関連情報の周知」で24.9%。「社内の研修や勉強会」も17.3%が実施している。
(Security NEXT - 2017/04/03 )
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