Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

中小企業の6割、従業員教育「実施していない」 - セキュリティポリシー用意は14%

中小企業の6割は、従業員に対してセキュリティに関する教育を実施していないことがわかった。セキュリティポリシーを文章化している中小企業の割合は14%に過ぎず、従業員20人以下の場合は、8.2%と1割に満たないという。

情報処理推進機構(IPA)が中小企業を対象に実施したセキュリティ対策に関する実態調査で明らかになったもの。

2016年10月から2017年2月にかけて、郵送やウェブによりアンケート調査を実施。従業員300人以下の中小企業の経営層3000人のほか、ITやセキュリティの担当者558人、一般社員594人などあわせて4318人が回答した。

自社のセキュリティ対策について十分であるか尋ねたところ、肯定的な回答は39.3%。規模別に見ると、従業員20人以下の小規模企業で36.1%、100人以下の企業で41.9%、101人以上の企業で52.2%だった。

セキュリティ対策の専門部署または担当者がいる割合は38.4%。小規模企業は27.8%、100人以下の企業は47.9%、101人以上の企業は72.4%だった。

20170403_ip_003.jpg
自社の情報セキュリティ対策は十分だと思うか(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2017/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年2月23日〜2025年3月1日)
中小企業4社に1社でインシデント被害 - 約7割で「取引先に影響」
侵入後に即攻撃するランサムウェア「Ghost」に注意 - 70カ国以上で被害
SMFGなど4社、合弁会社「SMBCサイバーフロント」設立
ランサム攻撃グループ「8Base」関係者が逮捕 - 400社以上が標的
「サイバーセキュリティ月間」がスタート - チョコプラ「TT兄弟」も登場
SophosがSecureworksを買収 - 技術を統合、MDRとXDRの提供を加速
Interop Tokyoの「Best of Show Award 2024」が発表
都内中小企業を対象としたセキュ対策助成金の募集がスタート
「SECURITY ACTION」の宣言事業者、約4割が効果を実感