Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

総務省ら、ISP経由でマルウェア感染者に注意喚起 - 欧州大規模掃討作戦で得られた情報を活用

マルウェア感染の被害者は180カ国以上で確認されている。関連するマルウェアファミリーは、20種類と多岐にわたり、被害額の算定は難しいが、少なくともドイツ国内だけで600万ユーロ、世界規模で数億ユーロにのぼると見られている。

今回、警察庁が同作戦によって得られたマルウェアの感染端末情報について提供を受けたもので、総務省では同庁と連携。ICT-ISACと協力して「ACTIVE」を通じ、国内ISP事業者経由で端末の利用者に対して注意喚起を実施。

マルウェア感染の確認や、インターネットバンキングのパスワード変更などセキュリティ対策を実施するよう呼びかける。

(Security NEXT - 2017/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

IIJ、「Mirai亜種」解析ツールを無償公開 - C2や感染傾向を可視化
米政府、バックアップソフトやIPカメラの脆弱性悪用に注意喚起
初期パスワードの「Juniper SSR」でMirai感染 - 全バージョンに影響
「Mirai」と異なるボット、国内ベンダーのルータに感染拡大か
先週注目された記事(2024年5月5日〜2024年5月11日)
国内で「Mirai」とは異なるボットネットの動きが加速
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
「環境変数ファイル」など狙うマルウェア「Androxgh0st」
外部から見える脆弱性や闇ウェブ情報など監視するサービス
「VioStor NVR」の脆弱性に注意 - 「Mirai」亜種の拡大に悪用