Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「環境変数ファイル」など狙うマルウェア「Androxgh0st」

米当局は、脆弱なネットワークを狙って感染を拡大し、ボットネットを形成するマルウェア「Androxgh0st」について分析情報を公開するとともに注意喚起を行った。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)と米連邦捜査局(FBI)が共同でセキュリティアドバイザリをリリースし、同マルウェアの攻撃手口や悪用する脆弱性などをはじめ、「IoC(Indicators of Compromise)」情報を公開した。

同マルウェアは、Pythonで作成されており、「AWS」や「Microsoft 365」「SendGrid」「Twilio」などを標的として展開。

アプリケーションの設定や構成、APIキー、パスワード、トークンといった機密情報などが保存された「環境変数ファイル(.envファイル)」を標的にしていた。

攻撃者は、マルウェアの拡散にあたり、脆弱性のあるウェブサイトを検索し、スキャンを行うほか、「API」や「SMTP」「ウェブシェル」を展開する機能なども備えている。

(Security NEXT - 2024/01/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信で会員のメアド流出 - 不動産ファンド運営会社
ファイル共有設定ミスで意図せずCC送信 - メアド閲覧可能に
個人情報含むPCで侵害確認、影響を調査 - 小樽商科大同窓会
ウェブ問合フォームの入力情報が外部流出 - 川本製作所
サーバに攻撃の痕跡、一部情報流出を確認 - 人材サービス事業者
フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
2025年3Qのネット銀不正送金被害 - 件数、金額ベースともに7割減
2025年3Qクレカ番号盗用被害、3年ぶりに100億円を割り込む
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
高校で1クラス分の出席簿が所在不明に - 神奈川県