中小企業の内部不正、発覚事案の1割弱が情報漏洩
中小企業における内部不正の実態調査で、発覚した不正の8.6%が故意の情報漏洩だった。
エフアンドエムが、同社のサービス提供先である国内の会員中小企業を対象に、内部不正の実態調査を行ったもの。調査期間は2016年6月1日から8月31日までの間で、328社が回答した。
自社の不正実態について、29%(93社)が「発覚あり」と回答。「おそれあり」は21%(68社)で「おそれなし」は50%(161社)という結果だった。
従業員数別で「発覚あり」の割合がもっとも高かったのは、「101人以上」の企業で4割を超えた。従業員数が多いほど、「発覚あり」の割合が高くなる傾向が見られた。業種別では、「飲食業」「小売業」で「発覚あり」の割合が高くなった。
「発覚あり」と回答した93社を対象に、不正の内容について調査したところ、「横領」が半数を占めて最多。一方、「故意の情報漏洩」は8.6%で8件で、「サービス業」「製造業」で高い傾向が見られた。
(Security NEXT - 2017/05/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
先週注目された記事(2025年9月28日〜2025年10月4日)
ネットバンク不正送金被害が大幅減 - 平均被害額は高水準
先週注目された記事(2025年9月21日〜2025年9月27日)
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用
中国支援の攻撃グループ、世界規模で通信など重要インフラを攻撃
通販サイトでの「ウェブスキミング」に業界団体が注意喚起
先週注目された記事(2025年8月17日〜2025年8月23日)
楽天モバイルに行政指導 - 不正ログインで「通信の秘密」漏洩
