2月はマルウェアが急増、前月の3倍に - 「Kovter」が活発化
2月はマルウェアのあらたな亜種が急増し、前月の約3倍にあたる9410万件が観測された。一方、ウェブ経由の攻撃は減少している。

新種マルウェアの推移
米Symantecが2月の観測状況を取りまとめたもの。あらたに観測されたマルウェアの亜種は前月の3290万件から、約3倍となる9410万件に急増した。
2016年10月の9610万件に次ぐ規模となった。背景には、「Kovter」の活発な動きがあるという。
モバイル端末を狙うマルウェアのあらたなファミリーは確認されていないが、60件の亜種が観測された。なかでも端末をロックするランサムウェア「Android.Lockdroid.E」は、音声認識のAPIを利用し、解除コードを音声で入力するよう求める亜種や、QRコードを表示してスキャンするよう求める亜種などが確認されている。
(Security NEXT - 2017/03/16 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 - JPCERT/CC
「Ivanti EPMM」狙う脆弱性連鎖攻撃、米当局がマルウェアを解析
夏季休暇に備えてセキュリティ対策の見直しを
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍

