2月はマルウェアが急増、前月の3倍に - 「Kovter」が活発化
2月はマルウェアのあらたな亜種が急増し、前月の約3倍にあたる9410万件が観測された。一方、ウェブ経由の攻撃は減少している。

新種マルウェアの推移
米Symantecが2月の観測状況を取りまとめたもの。あらたに観測されたマルウェアの亜種は前月の3290万件から、約3倍となる9410万件に急増した。
2016年10月の9610万件に次ぐ規模となった。背景には、「Kovter」の活発な動きがあるという。
モバイル端末を狙うマルウェアのあらたなファミリーは確認されていないが、60件の亜種が観測された。なかでも端末をロックするランサムウェア「Android.Lockdroid.E」は、音声認識のAPIを利用し、解除コードを音声で入力するよう求める亜種や、QRコードを表示してスキャンするよう求める亜種などが確認されている。
(Security NEXT - 2017/03/16 )
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