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2月はマルウェアが急増、前月の3倍に - 「Kovter」が活発化

同社が遮断したウェブ経由の攻撃は1日あたり39万4000件。前月の41万9000件から減少した。ウェブ経由の攻撃に悪用されたエクスプロイトキットでは、「RIG」が25%で前月に引き続き最多だが、3.9ポイント後退。「SunDown」が6.4ポイント増となる14.5%、「Magnitude」が4.6%で続いた。

全メールに対するスパムの割合は53.7%。前月の53.8%からわずかに改善している。

マルウェアを感染させるために送信されたメールは635件あたり1件。722件あたり1件だった1月から悪化した。「Necurs」ボットネットの活動が停滞していることも影響し、以前と比較すると2017年に入ってからは低い水準で推移しているという。

フィッシングメールの割合は8246件あたり1件。3271件に1件の割合だった前月から大幅に縮小した。

(Security NEXT - 2017/03/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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