Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、1カ月ぶりの月例パッチを公開 - 公開済み脆弱性や複数ゼロデイ脆弱性に対処

マイクロソフトは、1カ月ぶりとなる月例セキュリティ更新をリリースした。「Adobe Flash Player」に関する更新を除くと、セキュリティ更新17件を通じて、重複を除いて134件の脆弱性を解消している。

20170315_ms_001.jpg
3月の月例セキュリティ更新一覧(表:日本MS)

深刻度が「緊急」とされているセキュリティ情報は、「Adobe Flash Player」のアップデート「APSB17-07」を除くと8件。

同社ブラウザ「Internet Explorer」に対し、セキュリティ更新「MS17-006」で12件の脆弱性を解消。「Microsoft Edge」に関しては、「MS17-007」にて累積的な脆弱性32件を解決した。

「MS17-006」では、ゼロデイ攻撃が確認されているメモリ破壊の脆弱性「CVE-2017-0149」を修正。さらに「MS17-006」「MS17-007」の両更新で、Google Project Zeroが公開した「型の取り違え」の脆弱性「CVE-2017-0037」を解消した。同脆弱性の悪用は確認されていないという。

(Security NEXT - 2017/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供
「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - アップデートを公開
米CISA、「AMI MegaRAC SPx」や「FortiOS」の既知脆弱性悪用を警告
「Firefox 140」がリリース - 脆弱性13件を解消
「FortiOS」などFortinet複数製品に脆弱性 - アップデートを
「Cisco ISE」に深刻な脆弱性、root権限奪取も - 修正版を公開
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を