フィッシング対策協議会、サイト改ざんについて中間報告 - 原因特定できず
同協議会によると、改ざんされた期間中に同サイトへ84人がアクセスしたと見られるが、マルウェアへ感染させるようなコンテンツは配信されておらず、閲覧を通じてマルウェアへ感染するおそれはなかったとしている。サーバには機密情報や個人情報などは保存されておらず、情報漏洩についても否定した。
また1月15日9時前にTwitter上で犯人と見られる犯行声明の書き込みが行われたほか、今回の攻撃では同サイト以外にも、アジア向けに別の言語でローカライズサイトも同様の被害が発生したという。
同サイトは、APWGがハードウェアやネットワーク、OS、ミドルウェアを管理。同協議会がシステム上のCMSへアクセスし、コンテンツ制作や更新を担当していた。そのため改ざん発覚直後の対応は、DNSの設定変更やリンクの解除などによる対応になった。
さらにAPWGによるパスワードのリセット、コンテンツのリストア、CMSにおけるパスワードの再設定など行っているが、現在もウェブサイトは停止している。
今後は同協議会でシステムの管理から運用まで一貫して行える体制を整え、公開を再開する予定。
(Security NEXT - 2017/01/26 )
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