Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング対策協議会、サイト改ざんについて中間報告 - 原因特定できず

同協議会によると、改ざんされた期間中に同サイトへ84人がアクセスしたと見られるが、マルウェアへ感染させるようなコンテンツは配信されておらず、閲覧を通じてマルウェアへ感染するおそれはなかったとしている。サーバには機密情報や個人情報などは保存されておらず、情報漏洩についても否定した。

また1月15日9時前にTwitter上で犯人と見られる犯行声明の書き込みが行われたほか、今回の攻撃では同サイト以外にも、アジア向けに別の言語でローカライズサイトも同様の被害が発生したという。

同サイトは、APWGがハードウェアやネットワーク、OS、ミドルウェアを管理。同協議会がシステム上のCMSへアクセスし、コンテンツ制作や更新を担当していた。そのため改ざん発覚直後の対応は、DNSの設定変更やリンクの解除などによる対応になった。

さらにAPWGによるパスワードのリセット、コンテンツのリストア、CMSにおけるパスワードの再設定など行っているが、現在もウェブサイトは停止している。

今後は同協議会でシステムの管理から運用まで一貫して行える体制を整え、公開を再開する予定。

(Security NEXT - 2017/01/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

公式Xアカウントが乗っ取り被害 - メガネの愛眼
求職情報サイトで遠隔操作やデータ取得の形跡 - 日刊工業新聞
サイトに不正アクセス、テスト環境でPW窃取される - 日水コン
福井県の味噌蔵通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出のおそれ
サイト改ざんで別サイトへ誘導 - 聖マリアンナ医科大東横病院
学生服通販サイトの旧サイトに不正アクセス - クレカ情報流出の可能性
発覚2カ月前にもマルウェア実行の痕跡、情報流出は否定 - こころネット
eモータースポーツ大会の複数SNS公式アカウントが乗っ取り被害
なかほら牧場の通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
ヘアケアツール通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性